■ヤンゴン-バゴー-ヤンゴン -030924-

早朝7時起床
三度寝が特技である筆者としては異常なまでに上出来である
なんといっても今日は日帰りでバゴーに赴こうと考えていたのだ

ところで 世の中には
「早起きなんて朝飯前だぜ」
などと誇らしげに主張する輩がいるが
一体全体 朝飯を食った後に起きる人間が
この世に何人くらいいるのであろうか

そんなことを思いながらホテルの食堂に朝飯を食らいにいくと
日本人男子が飯を食らっている
どうもミャンマーには日本人が多く存在するようである

彼も社会人で たった7日程度の休暇を惜しんで来ているのだとか
そしてこれからバスで空港へ向かい 帰路に就くという
彼は 筆者がこれから目指すバゴーをしきりに推していた
これは幸先がよい

彼が去ってしばらくすると 今度は若い日本人女子が マンを持して食堂に登場
どうもミャンマーには日本人が多く存在するようである

彼女も社会人で 仙台で助産婦さんをしているとか
そして先ほどの彼に引き続き 昼の飛行機で帰路に就くという
どうも筆者に出会うと急に帰りたくなる日本人が多いようである

かつて友人に連れられてインドにいったのが旅心に火を付け
それから各地を訪れているという
なかなか素晴らしい女子である

そんな感じで なんだかんだで結局ホテルを出たのが8時15分頃
予定では とっくにバスに乗っていてもおかしくない時間である
早起きのおかげで マンを持した女子などに出会えたので
一応三文程度の得になった気もするが 一抹の疑問を抱かざるを得ない

ピックアップバス(軽トラックの荷台に幌をつけたもの)に乗り込み一路バゴーへ
と行きたいところだが このピックアップ なかなか一路には向かってくれない
席が埋まらない限り あちこちの人ごみを見つけては立ち寄り
「バゴー! バゴー!」
と叫んで客を探す
まあ おかげで筆者も写真をたくさん撮ることができたり
大変マズいミャンマー式噛みタバコを経験できたりと
得るものも多かったわけである

バゴーではレンタルサイクルを借りた
サイカー(自転車的タクシー)をチャーターすれば楽で安く回れたのだが
体脂肪除去のためには避けられない道である
というよりも こまめに立ち止まって写真を撮りまくるには
絶対自分でチャリンコをこいだ方が良いに決まっている

いろいろなパゴダや寺を回って写真を撮って回ったが
一つだけ心残りがあった
森の中の小さな僧院の近くで
少女が二人井戸から水を組んでいるところに出会ったのだが
そのとき
「写真を撮ってもよい?」
と声を掛けたところ 恥じらいながら首を横に振ったので
ヒヨって引き下がってしまったのである
今思えばなんと美しい少女だったことか
もう一声いけばよかったなと 切に思うのである

駅から4キロのところにあるチャイプーン・パゴダで折り返して
帰る途中の道端の小さな食堂で昼食にありつく
外人がえらい珍しいらしく 英雄扱いであった
(もっとも筆者の場合 日本国内でももっと英雄扱いされるべきではあるのだが)
そして あまりに汗だくだったせいか
おばちゃん達にしきりにうちわであおがれた
このような スレていない人々との出会いが 好きでたまらない

ヤンゴンへの帰りはバスにした
ところが途中で急にバスが動かなくなってしまう
運転手自ら故障を修理している間 近くの食堂で休憩をとることに
それがきっかけで 隣の席の二人の英語達者のミャンマー人とお近づきに
英語も達者であり 話している内容も 少しインテリな感じ
夫婦で来ていたのだが 二人とも英語がぺらぺらで
同じ会社で働いているという
非常に親交を深め アドレス等を交換してみた

すると素晴らしいことに
筆者が翌日マンダレーに向かうことを話すと
このバスの終着点のバスターミナルで
マンダレー行きの切符の予約を手伝ってくれるというのである
お目当ての場所を探した結果 結局すでにオフィスは閉まっていたのだが
ヤンゴン駅の近くのチケット売り場を教えてくれた上
バスターミナルをウロウロしているタクシー運転手をつかまえ
ビューティ・ランド・ホテルまで行くように手配してくれたのである

やはり紳士淑女たるもの こうあらねばならない


ホテルでフライドヌードルを食べ 日記を綴り始める
明日は9時頃駅に行ってマンダレー行きのバスまたは列車を予約する予定である


---写真クリツク→拡大---

 
こんな風に兄ちゃんが客引き        荷物と戯れる男子
  
このオッサンと男子の関係やいかに      バス停の遠景
  
バス停でモノを売る美少女          ピックアップトラックの運ちゃん       凧の糸巻と戯れる男子
  
マンガを読む男子        巨大な凧の糸巻(凧揚げは超メジャーなエンタテイメント)  
  
                                               涅槃仏の前で談話中の男女
  
馬車がメジャー                 バスのスクラップの中で遊ぶ男女        このガチョウはありがたいのか?
  
とあるパゴダの遠景       農道のかなたに仏像が            四面に仏像が並ぶ
 
道端の民家で食べた庶民的な飯     その民家の方々
  
パゴダ境内の鐘          パゴダ境内の怪しいゾウ           全天候型の参道
 
パゴダ境内の仏像たち     その名もスーパードリンク オロナミンCみたいな味