■バガン -030928-

朝6時40分起床
本日も鬼門をくぐりぬける
筆者が聖人になっていることは もはや明らかである

ヤー・キン・ターの屋上で朝食
洋食嫌いの筆者にとって スクランブルエッグとトーストってのはイケてないが
まあ 早朝は外のレストランがまだ開いていないので仕方がない

チャリンコでひたすら遺跡の点在する草原を散策する
こんなにポコポコあほみたいにパゴダや寺院をおっ立てて
ご利益(ごりやく)があるものなのだろうかというくらい たくさんありやがる
一度目を閉じて パッとあてずっぽうに目を開くと 視角の中に最低3個は遺跡がある

1975年の大地震以前には バガンには5000以上のパゴダや寺院が存在したらしい
現在はそれが2000程度になってしまったらしいが
今の倍以上の密度で遺跡が存在する光景が ちょっと想像し難い

11時くらいでオールドバガンの遺跡は大体見終わって どうしようかと思案していると
ボートとジープでイラワジ川の対岸の山頂のパゴダに連れていってくれるという青年がいる
12ドルでそのプランに乗ることに

バガンはミャンマーの中でも非常にカラッとした気候で
国全体としては雨季とされるのだが この町ではほとんど雨が降らない
それゆえ 頻繁にミャンマーの最高気温記録を更新するこの町では
日なたは50度近い灼熱地獄であっても 日陰では比較的涼しいのである
かつて訪れたエジプトでも同様だったことを記憶している

そんなこんなで ボートは非常に快適であった
日陰のうえ 風が涼しく心地よい
ボート自体は 今にも沈みそうなオンボロ木船なのだが

山は タンジ山と呼ばれている
対岸につくと ジープ乗りのオッサンが何人か控えていて
穴ぼこだらけの素晴らしい山道を ゴツゴツ登っていく
山頂のパゴダ境内は 太陽に近いせいか これまた灼熱地獄であった
冷たいミネラルウォーターを購入して ガブリと飲んだのが最高に美味であった

ニァゥンウーに戻り 食堂で揚げビーフンを食し しばしホテルで休憩することに
絵葉書を書いて郵便局に出しに行こうと フロントの美しいおねいさんに
「郵便局は 何時まで開いていますか?」 と尋ねると
「夜8時まで開いてますよ」 と言われる
ゆえに筆者はゆっくり葉書を書いて 2時半頃出しに行ったのだが
郵便局前の門番のオッサンに
「今日は日曜だからやってないよ」
と言われる ついでに何時までやってるのかを尋ねると
「夕方4時までさ」
と言われる
おねいさんは一体何を勘違いしたのであろうか
もしくはこれが おねいさんの筆者に対する 恋心というやつであろうか

若干昼寝をした後 ホテルの青年の紹介で
夕日の良く見える寺に車で連れていってもらうことに
そのマーク?を運転するのは チィガァという青年
車中には 日本人のガールフレンドにもらったという テレサ・テンのテープが流れる
テレサ・テン好きの日本のガールフレンド
なかなか渋いところをついたものである

多少時間に余裕があったので ダマヤンジー寺院とスラマニ寺院に寄ってもらう
いずれも奥地にあるため チャリでは行きにくそうな寺院である

それらを経て到着したのが ピァダッヂィ寺院という
素晴らしく奥地にある 非常にマニアックな寺院
もちろん地球の歩き方などには載っていない

寺院の屋上に登ってバガン全体が一望できるうえ 訪れる観光客がほとんどいないという
夕日を眺めるのには絶好のポイントである

改めてバガンを眺望してみると 実にパゴダと寺院だらけの町だと実感する
実にアホのように存在する
民家の数よりも多いのではないかと錯覚してしまう

パゴダや寺院のシルエットと 刻々と色が変わる西の空の
素晴らしい光景を しばし堪能

チィガァは27歳 やはり結婚はしばらくしないという
ミャンマーの多くの若者は 結婚資金を貯めるのに大いに苦労しているようだ
筆者の場合は 全く似て非なる状況である
筆者の場合は 結婚資金が貯まらない という点は同様であるが
それが 貯めようという意志が全くないが故である という点が大いに異なるのである

この寺院へは 半ばあぜ道のようなマニアックな土の道を経なければならないのだが
帰りは日も沈んで暗かったため 非常にスリリングであった
それでも テレサ・テンの歌声が 我々を癒してくれた

翌朝8時に ポッパ山を訪れるべく 待合わせの約束をして
チィガァと別れる
その夜 レストランおよびレンタサイクル屋で 計ニ回彼と再開するのだが・・・

レストランでは ホテルで操り人形のバイトをしている学生と交流を図り
人形を操らせてもらう
人形には 9本もの紐がついており それをいとも巧みに操るのである
当然筆者は 紐を絡ませるだけで終了したのであるが


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ヤーキンターホテルの屋上にて朝食を摂る
  
秘境探索さながらの様相(手前が筆者のレンタサイクル)
  
地元の人が日頃から寺院の手入れを行っている
 
映画の1シーンのような光景がゴロゴロ転がっている
 
寺院・パゴダの修復              草原の中には寺院・パゴダだけでなくもちろん民家も点在する
  

  
                                               対岸のタンジ山へ渡るボート
  

  
                           世界の味の素 活躍中
  
タンジ山への凸凹道をこいつで登る                               手前の人はだれ?
  
                           昼間は寺院の内部で過ごす人も多い
  
                   デカイ仏像の裏でひっそり眠る    何の番組?
  
北海道の風景みたい             ひっそり仏陀に供え物をする人  突然のヤギの群れ
  
オススメのピァダッヂィ寺院 「地球の歩き方」には乗ってません 幻想的な通路を経て屋上へ上がります
  
運転手のチィガァ(27) こんな人日本にたくさんいそうです
 

 
洋風の城のようなシルエット          筆者が糸を絡ませたパペット