■スリランカ日報 バンコク入り編 -040922-

 
さて、今回も例年のごとくユナイテッドの23時着の便でバンコクにやって来た。

 今回は運がいいことに、エアポートバス乗り場でいつ来ると知れないカオサン行きのバスを待っていると、夫婦らしい旅行者が、タクシーの相乗りを持ち掛けて来た。3人で350バーツ(約1100円)で、筆者は100バーツで良いという。こんなよい話はない。今回は幸先が良い。
 彼らはカナダ人と台湾人の夫婦で、サムイ島でダイビングをして来た帰りだという。筆者が翌日からスリランカへ行くと申し出ると、
 「あそこは戦争中だが大丈夫か」
 としきりに心配してくれる。大丈夫である。今回諦めたネパールよりは格段に安全なはずである。相対的なものでよいのかという突っ込みも有りそうだが、とりあえずそういう事にしておく。

 
カオサンに着くと宿探しになるわけだが、彼らは今回バンコクは初めてだとの事なので、筆者のオススメの宿へ連れて行く事に。500バーツ前後でエアコン付き、ホットシャワー希望というから、筆者の条件と似ている。というわけで、「サイアムオリエンタルイン」へ。
 
ところが、残念ながら彼らはもう少しきれいな宿が希望だという事で他の宿を捜すという。筆者的にはここはカオサンの中ではクリーンな方だと思ったのだが・・・。
 
というわけで、お互いの旅の充実を願って別れる事に。希望どおりの宿は見つかったのだろうか。

 
0時を回っていたが、空腹と麦酒欲しさのため、深夜のカオサンへ繰り出す。相変わらず騒々しい街である。日付が変わったというのに西洋人や地元の人々が踊ったり騒いだりしている。筆者はここを訪れるのは8回目くらいになるが、実はあまりこの街は性に合わないのである。周辺のアジア諸国を旅行する場合、便宜上この界隈を利用する事になるのだが、実はこの喧騒から早く抜け出したいと思うのが常なのである。

 
といっても旅の醍醐味は人々とのふれあいであるとの信条は変わらないため、チャーンビア(シンハービアよりちょっと安い)とセンミーナームを飲食しながら
 
「What's the meaning of "Chang"」
 
などと店員に語り掛ける。「シンハビア」の「シンハ」はライオンだと聞いていたので、「チャーン」も何かの動物のことかも知れないと気になっていたのだ。
 
するとこの英語が通じない。筆者も、英語力でタイ人には勝てる気はしないが、一応簡単な英語なら話せると自負していたものである。
 
話しているうちに、
 「What do you mean by "Chang"」なら通じるということが判明。英語とは難しいものである。ちなみに  「チャーン」とは、「象」のことだという。なぜビールの名前には「タイガー」だとか「キリン」だとかといった動物の名前が多いのであろうか。

 
そんなこんなで既に1時を回り、トゥクトゥクのおっさん達から「ススキノ、ススキノ」と声を掛けられながら宿へ戻る。みんながみんな「ススキノ」と言ってくるのだが、なぜあえて「ススキノ」なのだろうか。口コミというのは恐ろしい。筆者も下手に曖昧な情報を発する事はできないな、と思うのである。

 
では、読書の友のチャーンビアをもう一本もらって部屋に戻る事にする。こんな所まで来てなんだが、江戸川乱歩の小説の続きが気になってしようがないのである。