■スリランカ日報 バンコク編(2) -040923-

 さて、バンコクで映画を見ていて驚いた件である。
 映画の本編が始まるまで予告編が流れるのは日本でもお馴染みであるが、ある映像が映った途端、観客が一斉にスタンディングなのである。筆者も、「タイ人によく間違えられる日本人第1024号(非公式)」としては、従わざるを得ない。
 スクリーンを見ていると、どうもタイの王様を讃える映像らしい。確かにバンコク市内の至る所に王室系の絵や写真が飾られているが、まさか映画館のスクリーンにまで登場するとは、この尊敬具合は本物である。

 
アイドルも異国で遭うと親近感が湧く。   映画館の前に群がる学生達。

 そんなこんなで日も暮れて、市の中心部である「World Trade Center」付近の道ばたで豪快に屋台飯を食す。残念ながらセンミーナーム系の汁物はなく、焼きそば系列だが、アジアの道ばたでビアー(今回はレオ・ビア)をあおれば何物だろうが最高に美味である。

 
「WORLD TRADE CENTER」周辺は紛れもない大都会。  こんな大都会にもちゃんとこういう屋台がある。最高。

 食し終えた頃、ラッキーなことに渋滞に巻き込まれたエアポートバスがお目見え。速攻で屋台の支払いを終え、雪崩のような車の間を忍者のようにすり抜けてバスへ飛び乗る。

 しかし今日もバンコクを歩き尽くし、十分に体脂肪を燃焼せしめたであろう。そういえば、歩いている間に出ました。ボート詐欺。というのも、このボート詐欺には6年前に一度お世話になったことがあるのである。
 ボート詐欺は、まず、とても親日家のごとく近づいてきて、何気なく親近感を演出する。そして、
 「運河をボートで見て回らないか。人々の生活がよく見える」
 といった内容のツアーに誘惑し、様々な面白いものを見せてくれた挙げ句、最終的には水上で
 「8000バーツ(約24,000円)だ。払わなければ陸地に返さない」(6年前の例)
 などと脅しつける感じの人々である。

 筆者は、「ああ、久々に出くわしたな」などと懐かしさに浸りながら、丁重にお断りしたのであった。そういえばそのボート詐欺はこうも言っていたが、
 「おぉ、あなたとてもタイ人にそっくりね」
 
これは、こう言えば親密度がアップするとの計算に基づいた発言なのであろうか。それとも実際似ているのであろうか。かつてアユタヤーで日本人観光客にタイ人と見まがわれた事実を鑑みると、後者なのであろうか。

 そんなこんなで、まさにこれから21:45発のキャセイパシフィックでスリランカへ飛びたたんというところである。