■スリランカ日報 バンコクの映画鑑賞再び編 -041003-

 バンコクのドンムアン空港に到着すると、筆者はすぐにコンタクトレンズを外し、ベンチに横になった。少しでも目を休めて、再びコンタクトを装着してバンコクの街にでなければならない。

 二時間ほど仮眠をとり、エアポートバスで街へ出る。今日は日本映画を観れるだけ観て時間をつぶすつもりである。ワールドトレードセンター(本当はセントラルワールドプラザなのだが、なぜかみんなこう呼ぶ)からサイアムまで歩き、早速映画館をおとずれ、まずは「クイール」、次に「誰も知らない」を見ることに。

 
サイアム・スクエアの映画館のロビー           映画館にあった粋なゴミ箱

 盲導犬ネタの「クイール」は、予想に反せず感涙ものであった。筆者などは不用意に5回くらい涙を浮かべてしまった。バンコクの市民もしきりに目頭を押さえていたものである。



 「誰も知らない」はカンヌだかなんだかだけあって、かなりシュールで睡眠を誘う雰囲気であり、唯一最後の主題歌が流れるあたりでぐっとくるものがあるくらいであったのだが、見終わってみると、余韻を大きく引くと共に、非常に多くのことを考えさせられる映画であった。人が生きていく上での義務とか権利とか関心とか無関心とか。



 映画館を出るとすでに17:30。適当にぶらぶらして屋台で晩飯を食い、メータータクシーで空港へ。

 例年通り、翌朝7:00発のUA成田行きまでの時間をつぶす作業に入る。例年は空港内のセブンイレブンで缶のシンハビアーを買ってきてロビーのベンチで夜を過ごすのだが、今日はバーで小説を読みながらビールでも飲もうか。ベンチの長居はケツが痛いし、寂寥感漂うものである。一方のバーには、ビアー一本飲んだらもう一本はタダ、と書いてあるではないか。