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■久米島日報2006 久米島〜最終日編 -060716・17-

 今日はハテの浜へ行く。

 小型のボートに30人くらい詰め込んでトコトコと進んでいく。澄んだエメラルド色の水面から、サンゴの影が見え隠れする。空は快晴、まさに久米島のクライマックスにふさわしいコンディションである。

 そのような中、筆者の全身ヤケドはバリバリ本領を発揮し始めており、陽射しを浴びたそばから燃え尽きていきそうな状態である。本来であればボートの船べりに片足を乗せ、南国の海風を受けながら「海の男」をやりたいところであったが、実際にはバスタオルを頭の上からかぶり、「可能な限り日光を遮断するモード」という最も不甲斐ない状態に甘んじたのであった。

 さて、5分ほどでお目当ての島に接近する。

 ハテの浜は、世にも珍しく、世にも美しい、「砂浜だけでできた島」である。島といっても徒歩5分くらいで一周できてしまうほどの島で、無論人が住む島ではない。

 
ハテの浜に降り立つアサノ                   どこまでも白く、青い。360°こんな感じ。
 
                                    ここいらの砂はmade from サンゴ

 海の透明度、あるいは奇妙な熱帯魚との出会い度という面では、かつて訪れた慶良間諸島や石垣島には及ばない感がある。しかし、360°見渡しても白と青だけの世界というのはそうそうあるものではない。

 



 極楽のハテの浜を後にしたアサノと筆者は、宿の近くでマーチを借り、久米島一周を試みることとする。ただ、元来ツーリング系男児である我々としては、当然二輪車を借りる予定であったのだが、ヤケド等々様々な事情により四輪車での妥協という男らしい決断を行った。

 以下、知る人ぞ知る久米島の名勝の数々を写真と共にご紹介しよう。

 
琉球王国時代の氏族の民家、上江洲(うえず)家住宅
 

 

 
「男性のシンボル」を乗せて海に浮かぶ島「ガラサー山」  「比屋定バンタ」からの展望。遠くに白くハテの浜を望む
 
女性のシンボル「ミーフガー」に悠然と歩み寄るアサノ  女性のシンボルをローアングルから激写するアサノ

「ミーフガー」近くの軍艦のような岩
 
「おばけ坂」は、下っているように見えて実は上っている不思議な坂 「おばけ坂」でペットボトルを転がす実験

ざわわ ざわわ

 最終日の夜は「南島食楽園」という、倉庫を改造して作ったような割と美味い居酒屋で締めくくる。

 ところで、久米島の夜の店は早めに入らないとどこも満席になってしまうので注意が必要である。旅行者数に対して飲食店の数が少なめなのである。
 それに、日本で最も日が沈むのが遅い島々の一つであるから、空の明るさに騙されるとすっかり夕飯どきを逃していることも往々にしてある。
 
この日も7時15分頃から店を探し始めたのであるが、20分ほど歩き回ってようやくこの店を見つけたといった塩梅である。

 さて、実はこの夜はハテの浜で出会った旅行者と共に、久米島のロマンと思い出と哀愁について飲み語らったのであるが(彼らも同じく最終夜であった)、何と彼らは筆者の勤務先の同僚のゼミの友人だというから驚きである。旅にはこういうマニアックな出会いがあるから面白い。

 その後、筆者のあまりにひどい水ぶくれを見るに見かねた彼らから、クールダウン用ジェル(アロエ葉肉配合)を譲ってもらった、などという軟弱な逸話がまことしやかに伝えられているが、真偽のほどは今となっては定かではない。

 こうして、島の宴は永遠に続くかと思われたが、気づけば朝の陽に目を細め、旅を後にするのである。

 
お世話になった民宿「ジュゴン」の部屋



 それにしても、「またいつか訪れたい」というのは大抵の旅先で思うことであるが、南の島というやつはどうも違う。

 「いつかここで暮らしたい」

 と思ってしまうのでは筆者だけであろうか?



 今回もまた南の島にやられたなあ。